スペイン料理なら、池袋びいどろ(西班牙)Very Good!
こんな美味しいスペイン料理は初めてだった。
久しぶりだから?
それだけではない。
何か、枠を超えている。
お店の店長と給仕の女性の対応におくゆかしい丁寧さがある。それは料理に対する慈くしみ(慈しみ)とそれにふさわしい<おいしく食べて貰える工夫>があるからだ、と店を出るとき会得した。味付けと料理に対するホンモノの工夫
生ハムとワインは現地直輸入
パエリアは、お店の工夫で「美味しく」している
正直Shiroはパエリアとスペイン料理は不得意である。
故に、めったに食べない。
パエリアはまるでだめだ←「チャーハン」がダメなんだから、パサパサ感のある
硬い、とかくしょっぱい味が優先のパエリアは論外である。
そこに、
本来「生臭い」タネを有する 魚介類を載せただけのようなものは避ける。
この類は、南フランスのコートダジュールで食した「ブイアベース」と
バルセローナで食したこの「パエリア」でこりごりだった思い出がぬぐいきれない。
食べる努力をしたが、3割程度を消化してギブアップ、お店に丁重に礼を伝えて
レストランを出た。ローマに帰って、行きつけの美味しい店(*)でブイアベースを
食べて、口直しをした30余年前を思い出す。
ブイアベースの美味しい店は2軒あった。そもそもイタリアのそれと、フランス他
とは「ブイアベース」の中身が違うほど異なる。
イタリアのそれらと比較したら「まるで別もの」の食べもの、という
分類が Shiroの頭にしっかりと構築されている。
この店に入るときも、気は沈んでいた。
ところが、
皿が運ばれ、その数が増えるたびに、評価は変わった。
締めのパエリアは、どんなだろう!
美味しかった。
塩、しょっぱさ―主役ではない。
生臭い―全くない
魚介類が、ごはんの上に パサパサ、干され出ていない
ごはんの硬さー主役ではない
まろやかな、香ばしい良い味つけになっている。
*特性麹スープを隠し味に、味付けをしている、らしい。
*生ハム 最高点をあげたい美味
*ステーキ 最高点をあげたい美味
訪問店:老舗スペインバル、銀座びいどろ 池袋店(西武百貨店スパイス)