老いに抵抗して
久しぶりにイタリア語と向き合った。
San Giovanni 広場を背にして
「ラム肉」に人気があると然るテレビ番組が 言っているのを耳にした。
・脂肪を燃やしてコレステロールを減らす→好健康
・風邪対策に優れたビタミンが多い→好健康
などなど、牛肉、豚肉、鶏肉に比較して特定栄養素に勝ってい
る、という。
そこで、「羊」「羊の肉」をイタリア語に置き換えようとすると、とっさに出てこない。いつもは出てくるのに「あれッ」と、つまづきの気持ちが湧く。
Scala Santa
ということで
悔しい気持ちと、これ「やばいぞ」という不安を持ちながら、
辞書の助けをかりる。
今度は、一度思い出した「単語」を書こうとすると
abbacchio、 abacchio どっちだったっけか、と またつまずく。
すこし、寒々しい思いを味わう。
使わない時間が積もると「忘却」は加速してまうな、と。
abbacchioはローマで使うが、フィレンツエはじめ他の都市では
agnelloということもいずれ忘れてしまうんだな、と。
レストランでは、ニョッキ(gnocchi)は木曜日、トリッパ(trippa)は土曜日なんてことも。そして、ローマではトマト
煮、その他ではトマトなしが一般だった、ことも。
*abbacchio 、agnelloともに 正確には「子羊」
trippa は胃(牛、羊など)
Circo Massimo 付近
こんなことから、一日、イタリア語の勉強をした。
久しぶりに「現代イタリア文法」「和伊辞典」「「伊和中辞典」とにらめっこした。
こんな風にイタリア語と付き合ったのは数年ぶりだ。
☘~以上


