中国 ダンス事情
その昔、社交ダンスはイギリスのもの、国際試合をすると、上位6位のうちイギリス選手が3カップル、西ドイツ(当時)選手か北欧の選手が2カップル、そして日本のカップルがたまに入賞するという具合だった。
↓日本の競技ダンス大会の一コマ、2017年東京で ( 大森ベルポート a 館)
これは、1969年から1980年ころまでの話。
今は、国際試合の数が増えたとはいえ、
名門一流クラスの試合で、ロシア、イタリア、旧東ヨーロッパの選手が大宗を占めると言っても過言ではない。そして、中国の選手もしくは中国系選手の活躍が目につく。
2014年ころからつい最近まで、名門の大会「全英選手権₋ブラックプールの定例大会」に毎回6位内に入賞するカップルが二組いた(プロの部門 *)。また、英国以外のヨーロッパで行われた大会では、見事優勝したカップルもいる(アマチュア)。欧米人のなかに交じって遜色のない品格を放っていた。
*ちなみに、
チャオヤン&イーリンタン組 と ヴィクターファン&アナスタシアムラビエーバ組₋
米国籍)
中国の公園
朝 よく見かける光景 太極拳
営口市の公園で(↓遼寧省)
夜 その1 よく見かける光景 おばちゃんたちの 創作ダンス
その2 社交ダンス 創作ダンスほど普及はしていないが、
大勢の人が公園で踊っている
鄭州市の公園で(↓河南省)
注1 その1は、全国レベルの試合がある
注2 その2、 戸外のコンクリートの上で社交ダンスを練習する、という気概にShiroは
びっくり
(木床とは大違いでコンクリート上は体を動かしにくく、体にかかる負荷が高い)
底辺の広さが、レベルを押し上げる、っていうことだろう。
それと、指導者と向上心や意識の高さだろう。
WDS 国際大会(上海で)
日本の状況
■風俗営業法というのが社交ダンスの普及と発展にブレーキをかけていた
(2015年にブレーキを緩和した)
■最近は、試合会場を確保するのが容易でない、という問題がある (東京では、某大学の
記念講堂に限定的)
■一方で、大学の部活動が普及と発展に貢献してきた
(全日本学生競技ダンス連盟が組織的にけん引)
学生日本選手権 ↓ (2017年12月の一コマ)
獨協大学記念講堂
最近はこれらに加えて
■幼児のころから社交ダンスを教える場所ができている
■全日本学生競技ダンス連盟の卒業生が組織運営するOBOG会が、東京地区では 週一回の練習会 を行い、全国レベルでは年一回のOBOG競技会を開催している。
OBOG戦 ↓(2017年の一コマ)
OBOG戦(60歳以上)↓
大森ベルポートa 館
OBOG戦 参加者約250カップル、 うち70歳以上が約25カップル
(OBOG戦はコロナ感染禍になるまでは 毎年3月に開催されていた)
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