Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

中国 世界遺産を見て 思うこと

龍門(ロンメン)石窟で、あちこちに掃除・メンテに勤しんでいる年配のおじさんたちをみて、維持する辛抱強い心持ち惜しまない労力絶えまない労実行力が必要なこと、そしてそのためには相当数の人員が必要なことを目のあたりにした。世界遺産の指定を受けるということはこういうことかと思った。


もちろん、同時に 先人たちの創造力その実現力にも感嘆した。今のように機械力のない時代に、自然を素材に造りあげるのだから、気力と体力の強さには敬服する。
文明の利器は利用して前に前にと前進することは大事だが、単に便宜さと楽をすることだけを追い求めるのではなく、体を使う、我慢することで本来のあるべき姿の目的を達成するのであれば(現代社会ではITの利便性が強調され過ぎて、汗をかくことが置き去りにされている)そうしたいと思う。汗をかいた後の食事は格別美味しい。


***参考***
Shiroが訪問したことのある一部の中国世界遺産
龍門(ロンメン)石窟
・2000年に世界遺産(文化遺産)登録
・河南省洛陽市の南方約14km、伊河(伊水)という川の両岸に座る龍門山(西山)と香山
 (東山)にある石窟寺院
・石窟の建設時期 494年ー675年ころ(北魏~唐の時代)
・中国三大石窟のひとつ(他の二つ 敦煌(とんこう)の莫高窟(ばっこうくつ)、洛陽近くの
 雲崗(うんこう)石窟)
★石灰岩の岩壁に大小多数の洞窟を掘り、内部にはそれぞれおびただしい数に上る仏像が刻 
 まれている。その数は、洞窟1352、龕(がん)750、石塔39、仏像9万7306体


伊河に架かる橋



この石窟が世界遺産になった理由のひとつ
人類の創造的才能を表現する傑作ゆえと言われる。

大盧舎那仏(るしゃなぶつ、高さ17メートル余


西山の中央にある奉先寺洞(ほうせんじどう)にある。両脇に、菩薩(ぼさつ)像、羅漢(らかん)像、神王(しんのう)像、仁王(におう)像などが立っている。唐代彫刻の最高峰を極めた秀作と言われる。唐の時代675年に完成した。
                               ~2013年3月訪問~
楽山大仏

高さが 71m(奈良の大仏の5倍)あり、世界最大級の大きさ


・同じ場所にある峨眉山(がびざん)とともに1996年に世界遺産に指定(文化遺産・自然遺
 産)
中国四川省楽山市にあり、長江の支流である、岷江(みんこう)、大渡河(だいとが)、
 青衣江(せいいこう)の合流地点にある
 *楽山市は 成都市の隣町
・803年に、完成 完成までに90年かかっている
なぜ 川に面した崖に造ったのか
 流れが早く、たびたび水難事故や氾濫が起きていて人々は困っていた。
 盛んな塩業のための交易にこの川は重要な役割を果たしていた。
 治水のために、大仏を作ることで、崖の土砂を川に埋めて、川の流れを鎮めるアイデア
 が採用された←お坊さんの発想


                             ~2012年10月訪問~


・峨眉山は古くからの道教や中国の仏教の聖地。加えて自然が豊か。樹齢1000年を超す樹木 
 など約3000種の植物が自生。さらに、絶滅危惧種を含む約2000種の動物が生息している。

崖上から楽山市内を望む







都江堰(とこうえん)
岷江という川に造られた治水・灌漑施設 2000年に世界文化遺産に指定
Shiro 9月3日のブログを参照ください    ~2012年10月訪問~

 
*説明は、『世界遺産オンラインガイド』、『日本大百科全書』を参考にしました
*写真は、訪問した際に撮ったものです


☘~以上
訪問ありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する