Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

まぼろしのあんぱん

「あんぱん」は昔からあるたべもの。


ひと昔まえ、経団連の会長様があんぱん大好き、されど「木村屋(当時)」のあんぱんがご用命品という話を聞いて、酒の飲めないShiroはずいぶん元気と勇気をもらいました。
1983年頃でした。
この元気と勇気は、Shiroにとっては特別なものです。
お酒が飲めない、甘いものが好きな男子が社会に認められた気持ちになりました。
同時に、田舎出のShiroには、あんぱん(当時一つ15円から40円1968年~1972年だっと思います)で生活の糧をしのぐという習慣が身ついていましたから、そういう身近な生活応援品も大事に心を込めて高いレベルに作り上げるところまで、物事には幅がある、ということを実感しました。


最近美味しい「あんぱん」と出会いました。
もう一度食べたいと思うものの、それを購入したお店にしばらく入荷がありませんでしたが、昨日入荷しました。



パネトーネ種という発酵酵母を使用したパン生地のあんぱんです。


ちょっと デニッシュパンに似たようなものです。


生地と餡子のコンビネーションが、いい具合の風味とまろやかな甘さを作り出しています。


Shiroのつぶやき
パネトーネはイタリア産の酵母、その酵母を使った分厚い生地にスウィーツを練りこんだり盛ったものが イタリアではクリスマスを祝う言わゆる「クリスマスケーキ」です。現地では、パネトーネと言えば複雑に考えず、クリスマスケーキと単純に認識するでしょう。12月、1月はお菓子類は、このパネトーネがパン・菓子類の主人公役として続きます。


スポンジ生地と生クリームに親しんでいる我われにはこのパネトーネケーキは正直それほど美味しいと思いませんでした。生クリームに替えて「あずきの餡子」を盛るなんて発想はありませんから。


それを「あずきの餡子」を盛った、つまり、パネトーネパンに小豆の餡子を盛った、しかも餡子を核にパネトーネ生地でくるむ、という発想と改良が 我らの再生文化のなすところ、と感心しています。あんぱん、が既にあったからですが、このパネトーネ生地と小豆のあんことのコンビネーションが、果たして相性が良いことを予想していたのでしょうか。


~以上

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