Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

信州のいなかで


うさぎ追いしかの川~#・・・・・・






久しぶりに生まれ育った原点に足を運びました。
陽光に映えていました。
おのずと 子どものころの生活空間の中にもどりました。


この村に立つとしょっぱい思い出が出てくるものです。


山奥の田舎部落で家のない生活~納屋暮らしをしていた当時の悲哀ー運動会や授業参観に親の姿が見えない~NHK朝ドラみたい!
“共働き”なんて習慣がない時代に、父も母も「蟹工船」に乗り込んで働くように 働かなくてはなりませんでした。
4月は、毎年 クラス担任の先生の家庭訪問があるものの、家がないから先生にそんな事情を毎回言わなくちゃならないなどなど。


徴兵出征で家を留守にした長兄の父は、長い留守を言いがかりに 残った家族から家も畑も占有されてしまったのです。


ウサギ追いしのなつかしさと、苦い感情が入り混じる空間です。


この地は、山紫水明の地。
しかし、冬は冷凍庫のような寒さ、夏はカンカン照り、冬と夏に共通している点は乾燥です。
また、景観とは裏腹に 蛇やトカゲが多いんですよ。
今は熊やシカも多いらしい。だからオオカミのような犬を飼って
いるところが多い。
それから、急な坂が多く「よくもこんな坂を歩いて暮らしていたな」と思いました。


「村」の結束は固く強いことにも改めてびっくりしました。
平日の真昼に弔問の機会を設定しましたところ、各戸全員男性が
弔問開始時間ピッタリに来てくださいました。
全員がネクタイスーツ姿で、炎天下の畑の片隅に集まって時間調整をして、全員一緒にやってきました。連絡ごとは「組長」に伝えると、瞬時に全戸に伝わるというふうです。

                                                                     



もはや ゆるゆるになっている会社などの「組織」に必要な「ほうれんそう=報・連・相」も、ここでは健全に機能しています。


☘~以上
訪問ありがとうございます。

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