Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

国葬?反対

産経新聞によると、共産の志位委員長が安倍元首相の国葬に「反対」の考えを表明しました。


 記事を引用します:


共産党の志位和夫委員長は15日、安倍晋三元首相の葬儀を国葬として行うと岸田文雄首相が発表したことに関し、「国民の中で評価が大きく分かれている安倍氏の政治的立場や政治姿勢を国家として全面的に公認し、安倍氏の政治を賛美・礼賛することになる」として、国葬実施に「反対する」との談話を発表した。
談話では「政治的立場を異にしていても、ともに国政に携わってきたものとして、亡くなった方には礼儀を尽くすのがわが党の立場だ。同時に、それは政治的評価、政治的批判とは全く別の問題だ」と指摘。「弔意は内心の自由に関わる問題で、国家が弔意を求めたり、事実上強制したりすることはあってはならない」とも強調した。


引用おわり


Shiroも反対です。そのおもな動機は志位氏が語っているところと同じです。
また、同氏は「弔意は内心の自由に関わる問題で、国家が弔意を求めたり、事実上強制したりすることはあってはならない」
とも強調していますが、まったくその通りです。
国葬に値するのかというそもそも論がある上で、この点も整理せずして国葬をしたとなると、いよいよもって、良い国日本とは遠い国々、専制国家、独裁国家に近い実態になってしまいます。


因みに、戦後これまでに、国葬になったのは吉田首相だけでした。
日本は明治時代以降世界と伍して行くために近代国家の建設、国家の中興といった大課題をはじめ幾多の至難を経験し、乗り越えてきました。戦前、戦後吉田茂を含め、貢献著しい首相は大勢おられました。

戦後だけを観ても吉田氏以外の 海外にも知名度が大きく内政にも功績の大きかった首相たちは、岸信介、佐藤栄作、田中角栄、中曽根など大きな顔の、多くの面々がいます。彼らは国葬になっていません。少なくともこの点も客観的評価基準にして判断されるべきでしょう。
彼らより功績が著しく大きかった、と言えるでしょうか。


プーチンやトランプなどと親交を深めたと翼賛される報道を目にしますが、喫緊の課題である拉致問題、ウクライナの件で彼らを動かし、解決、和平に貢献する影響力を現実に感じとることが出来ましたか。

また、この間に暗殺された首相は伊藤博文をはじめ6人、未遂となった首相は9人に上ります。こうした近代史を持つのが日本なんですね。


昔、お師匠さんたる先輩が口癖にしていた言葉をかみしめるように思い出します。
上にたつ者
「君子危うきに近寄らずーそのこころは、真実でもないことをそ 

  う受け留められるような行動は慎め」
「行動のひとつ一つには、利に与するものと痛みを被るものがい  

  る、まして不当な行動であったら、その痛みを被るものの負
  の被害は簡単に償えるものではない、を心得よ」



なお、
usagiさんの「残念な選挙結果」7月11日のブログで引用されている小出裕章氏の「アベさんに対する銃撃について思うこと」(2022年7月9日)という記事を
大変興味深く読ませていただきました。共感しています。もちろん。usagiさんのブログにも共感です。


故人に対しては相応の哀悼を表しつつ。


☘~以上
訪問ありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する