Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

国葬、三権の了承が必要 馴染む理屈だ

朝日新聞 9月7日21時のデジタル記事


一部を引用
 1975年に佐藤栄作元首相が死去した際、当時の吉国一郎内閣法制局長官(故人)が国葬について「法制度がない」「三権の了承が必要」との見解を三木武夫首相に示していたことが分かった。自民党の実力者だった前尾繁三郎衆院議長の秘書を務めていた平野貞夫元参院議員が朝日新聞に証言した。こうした指摘を受けて三木政権は国葬を見送り、国民葬とした。
                                    引用おわり


Shiroの独り言 その1


この記事の限りでは、過去に内閣法制局長官の見解があったことになります。
この理屈、Shiroには馴染みます。
法の規定がないから、なんでもやってよい、ことにはなりません。
ではどうするか;
■まずは、公序良俗に反しないことであるかどうかを判断する
■行為ができる規定(法)を定める
ということになりましょう。
まして、実行しようとする行為の関連規定があって、一定の要件が満たされない場合は、その要件を満たす条件を整えてから実行することになります。
そんな風に物事の進め方を理解しています。


あまり良い具体例ではありませんがこんな風に理解しています。
契約物品の対価を支払うものとする、と決めた取引契約で、書面による支払い請求に基づいて対価を支払う、と規定した場合、支払い請求がないからと言って、その対価を支払わなくてもよい、ことにはなりません。
支払わなくてもよい場合は、別途当事者間でそう書面で合意しなくてはなりません。
「規定がない」から何でもできる、ことにはなりません
行為を行う場合は、それができるルールを作ってからアクションをとる、というのが法治国家の流儀だと理解しています。


国葬は国事行為です。国の行為です、国は国民から成り立っています、予算も時間も使い
国のお役人を動員します。しからばルールに従って行うべきです。国民の合意が必要です。
「理屈じゃねえんだよう」個人の威圧は言語同断です。


そのルール決めの一つとして三権の了承という手段だと思うのです。


Shiroの独り言 その2


過去にこうした事実があるのなら、なぜこれまで政府、国会議員はこの事実を黙っていたのでしょうか。少なくとも内閣法制局長官、内閣法制局はこの例を持ち出して岸田首相の暴走に待ったをかけるアクションなり議論を開始すべきだったでしょう。
また、この事実を記録した文書がないとしたら、お国の政治を執り行う機能が働いていないことになります。それこそ由々しき政治の日本ということになります。


☘~以上
訪問ありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する