課題があってもいい、希望があるから
伯母の告別式のあと精進落としがあった。
久しぶりに集まった親族の中に若者がいた。
もともと都会で生まれ都会で育った。
両親が信州出身で、その両親は山を愛し田舎の風景写真
を撮って歩くのが趣味だ。
彼もそんな両親を見て育ったためか、信州に暮らしたいと言う。
Shiroと面した偶然から、話を繕ったのかと思った。
ところが、本気らしい。
そんな暮らしをしてみたい土地を探しておよそ10年になるという。
信州のアルプス、田舎の丘、山、里、畑、田んぼの中で暮らしたい。古い家の太い柱、畳、におい、そんな家に住みたい、という。
住んでみると 外からあこがれるのとは大違い、不便も大きい、とShiro。
夏は乾燥しているから焦げ付くように暑い、冬は寒い時は
マイナス10度ほどにもなる日が複数ある。
わかっているけど、やはり住みたい気持ちが勝っている、
と。