愚策は良策を駆逐する?! 首相の言葉は重い、されど
★「ロックダウンは諸外国で効果がなかった」
「百害あって一利なし=愚策、実行する価値無し」は本当か❓
『効果セロ』を、他を語らずにことさらに強調する声高がある。
不確定要素の多い新型感染症をめぐって、これだけは「確定」し
た事実、1000%実証済みと言わんばかりに、かつ鬼の首を取っ
たかのように声高に誇らしげに言う方々がおられるが、これは
極めて「不適切」な理解と発言である。短絡した「論理」であ
り「論拠」のすり替えである。
異なる点に「異」を唱えることを「主張」す論を離れたら、人との接触を排することを目的とする点において 『人流を抑える』も『ロックダウン』も共通である。
●1:菅首相は、
ロックダウンを真っ向から否定し、ワクチンがこの世の万
全万能の救世主であると言わんかりに、おっしゃった。
今までと打って変わって「原稿を見ずに」やや「色を成し
て」おっしゃった。
オカルト集団の新興宗教の伝道師みたいな「妄信」という
か 「陶酔」しているような雰囲気を漂わせながら。
猛進/盲進
●2:そして
政府はワクチンを手配しているので、そのワクチンが十分手
配揃いになるまで待て、とおっしゃった
(8月13日夕刻のぶら下がり記者会見で)。
これまで、「お願い」ベースの「掛け声」だけの人流抑制策を除いて、ワクチン以外は原則手を打たないのか。
既に述べたとおり、今現在、ワクチンがこの世の万全万能の救世主というにはまだ無理がある。
それだけじゃない、ワクチンが効果を発揮するまでの幾月日の期間「医療・治療機能」を崩壊せずに確保する必要がある。
今の現状では一つ策で「万全万能」だというものはない。対処療法と予防策をすべて実施するのが最善策である。そうでなかったら「片手落ち」となる。ワクチン以外にやるべきことはある。
国として、政治家として。
「国民の命と安全をまもる」は、政府の指名と、ことあるたびに、唱える首相。
しかし、「その使命」をご自分の率いる政府が実行して行くとはおっしゃらない。せいぜいご自分たちに置き換えても、「努力」
するどまり。
覚悟をもって「具体策」を推し進めるというコミットはない。
「国民の命と安全」を守る指名感をもって政治をおこなう政府という印象を植え付ける・演出する飾り話法で懸命に不手際を取り繕うように聞こえてならない。
ワクチンの接種が1キャンペーン行き渡るまでに、今までにまして犠牲が積み重なることはやむなし、を肚の底でとっくの前に決めていて、それは「頑固頭」の独裁者のように、盤石の基本方針のように聞こえた。1キャンペーンが行き渡るまでに、果たして幾月日待たされるやら。
これまで長いこと「政府はなにをしていたのだろう」と焦燥を募らせる無為無策ぶりが続いた、そして「なぜ」の質問が多々湧いた。
しかし、
政府に方針はあった、ように思わせる「ぶら下がり」会見であった。
ワクチンの名のもと、諸外国並みの犠牲者が出るまではやむなし、一方でそこまでの間になんとか収束の兆しと解決策が見えるだろう、という方針。しかし、それは「口外できない」
国民にひた隠ししよう、と。そうなふうにShiro には思えた。
要するに、外出をしない、人流を抑える「国民頼み」の懇願以外「何もやらない」という方針。これに、ワクチンが最近加わった
ということ。こう理解するに説得力があった。
犠牲者が増えてもやむなし。「聞こえの良いあるべき論」のおまじないを唱えるだけで、ご自分の率いる政府は、その間に飲食店の生活難から命を落とす犠牲者まで多くの犠牲者が出ても政府は知らん顔、我慢して待ってくれ、という方針だと理解した。
~★コロナ感染対策アクション例で特筆したいこと★~
今でてきている『ワクチン』が解決の決定打・万全の解決策と言い切れるかどうかわからないように、ロックダウンも100%解決策ではない、ということ。
ワクチン 今いえること
❶感染しても重症化しにくい、という効果はありそう
❷一方で、感染させない、感染しない効果があるのかどうか、あ
るとしてそれがどに程度信頼度があるか、は未知。
❸後遺症緩和の効果、免疫性の持続期間はまだはっきりしたこと
はわからない。
まして 時間軸での「効力」「功罪」は未知。
されど、現実の生活の中で何もしないよりは良さそう。
ロックダウンは、
効き目があったのであり、今でもそうである。
当然のことながら、恒久対策でないこと、ロックダウンがウィルス菌を撲滅することではない。しかし、改善対策の必要な1助である。
毒蛇にかまれた、すぐやらなけばならないことは、毒が全身にまわらないように静脈・動脈に堰(せき)を設けること、かまれた部位の端をかたく縛ったりする、
風邪で熱が出たら熱さましを服用する。とりあえずの緊急即効の「疫拡大防止策」である。
並行して「疫源」を取り除くことをする、これは古今東西わかりきっていること。
なぜ日本では、勘ちがいがおきるのか、これこそ摩訶不思議なことである。
●諸外国のこれまでの経緯
ロックダウン以外の場所になんらかの理由でロックダウンしていない他の場所から菌が持ち込まれて感染が新たに始まり、
加えて感染力のより強い菌(デルタ株など)が出現して、ロックダウン時(新型コロナ感染当初)に代わって、また新な感染ブームを引き起こしている、ということである。
つまり「ロックダウン」をしたが、ロックダウン」そのものに効果がなく、ロックダウンしても、ロックダウン地域から新な感染が始まったり、菌が発生した、ということではない。
さらに言えば
ロックダウンしこと以外に、感染の止まらない原因があるとすれば、どのみちロックダウンは意味がないじゃなか、という意見もあろう。
ロックダウンしなかったら、感染する量的機会はその分追加的に増えることになって、一時のインドのような状態になり、医療崩壊が起こり重症者・死者が増える方向に加速するということである。
つまり、全員が免疫抗体を有していない限り、人流を抑えなかったら(ロックダウンであれ、人流抑制であれ)、感染率は上がり、専門家治療は受けられなくなる、ということになる。しかも
容易にこの「負の現象」は迫り、コロナ感染が大きくなったり小さくなったりの繰り返しが続き社会は疲弊する。
別法の女神が来て救われるまで、疲弊続けることになる。
☘~以上