まぶしい自由
宮仕えが終わった。
夏が来た。
物心がつく頃から「日本と海外」に橋を懸ける仕事がしたいと考えていた。
それは、実現した。
しかし、
宮仕えは「拘束」がついてまわる。
今、その拘束から解かれた。
自由になった。まぶしいほどにキラキラする自由がある。
緑地公園の緑はその緑を増した。
公園には小鳥も猫もいる。
猫には、家はない。雨や雪の日は、木陰やベンチの下に身を寄せて
しのぐ。その生活に「自由」がある。
亡くなった イタリアの歌手Lucio Dallaの歌った 「Piazza Grande」という
歌がある。
大きな広場で、猫に囲まれて生活する、これが俺流の生き方さ、というような
歌である。普通に考えればあれもこれもない。でも、自由がある、自分の生きざま
がある。それが大事なものさ、天から恵まれた「愛」じゃないか、夢は見れる人並以上に、
大きく見れるしね、とShiroは勝手に歌詞を解釈している。
緑の公園を散歩するのが楽しみだ。