Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

五輪開幕、これ以上下手をしないでもらいたい

まあ、いろいろ「おてつき」があった。運営幹部の言動とはまるで裏腹に「実態」が伴わない。
リスク0』とは、たまげた。発言後、次から次へと感染者が出ている。


一方で、『特別扱い』『特例』『特別待遇』が目につき過ぎる。
これだけ、今後ますます「日本は、軽く見られる」実績を積んでしまった。いつまで「隷属意識」をもつのか。


 小山田氏騒動で、女性蔑視の風潮以前に「人権」に対する日本のリーダーたちの、意識に「疑問あり」を印象づけるきっかけを与えることにもなった。
最近の一連の下手を見ていると、「トップ」、「幹部」がしっかりしていないと、組織や団体の動き・とその結果はグタグタの負の結果をもたらす「典型例」を日本国民、さらにはことをわかりやすく世界に紹介しているように見える。その上、「世界」は、日本の国民は優しいな、と思ってみていることでしょう。何やっても、国民は従順、従順なことはあり得ないと思うのが世界のスタンダードだから、民主気持ちが芽生えていないと、思うでしょう。
ゆえに、アメリカは日米地位協定でやりたい放題。駐日アメリカ軍の悪行が絶えないのは、こういう日常に真の助長原因あり、とShiroは観ている。




優秀な能吏、ということになっている組織の「局」が玩味検討し尽くした結論をトップが承認する、そこに トップの判断≒責任があると言われても、突きつけられた結論を目の前にして、その適否を見抜くは、無理あり、合議制とはそういうもの、と然る都知事をされた方がおっしゃっていたが、
果たしてこれ、100%スルーできる理屈だろうか。





そもそも、日本のマネジメント幹部トップの「考え方」、彼らに対する「見方」に、大いなる改善が要る。責任の取りかたと資格、そして資質だ。資格と資質は、「訓練的」教育と「客観的な」実績だ。やや、社会的なしくみ、と歴史が絡んでくるので、重い話になる。


わかりやすく言えば、日本の政治家という存在だ。
いわば「人気投票」、「衆合」の年季奉公要素と「立ち回りに長けること」が「政治家」という相場感になっている。これが政治家の資質であり政治家になる道らしい。これに対して、日本の外では「なんらかの専門キャリア」を有している人、もしくは政治家になる教育なり、訓練を受けた者が政治家になる。そして政策立案その実行力が資質になる。
腹芸などの「先輩議員の威圧」とか「忖度」などの無言の力学だけでは勤まらない。



リーダーたる者、配下の諸氏が結論を持ってくる前に、より的確な「結論」を持ち合わせていなくてはならない。仰裁のための「結論」と自分が用意した結論とが重なって、決済をする、くらいの「実力」が要る逆をいえば、みずから政策を打ち出し、これを実行させる、政策の項目を示し、政策案、実行案、さらには実施フォロー案を作らせ、政策を推進して行く、旗振りをすること。
これ外国の「常識」なり。
もちろんん全員がなんて言わない。日本の「役員」、「管理者」と“呼ばれる”御仁様とはかなり違う。このスタンダードで行けば、多くの役員、管理職はその名に値しないことになる。いい加減そういう時代にしなくてはこの国は立ち行かなくなる。

日本にも、ちゃんとした文化があった。つまり「武士道」であり「商人根性」があった。それを戦後忘れ去ってきてしまったように思う。欧米文化の消化がいい加減だったからだろう。つまり「武士道」であり「商人根性」の良いものまでを、「間違えた軍人思想とその猛威の毒」を消す際に消し去ってしまった。


小山田氏騒動の
一件は、丸川大臣、橋本会長、武藤事務総長他、まるっきりその適格資格を疑ってしまう。
しかも、その言動判断がひどすぎる。
人道要素のからむ事案、のこり数日後に「実行すべきマーチ音楽」をフイにする事案、しかも、相当日数前から指摘のあった事案等々、なぜスルーしていたのか、という極めて初期動作の問題、つまり 管理者レベルの懈怠、さぼり、職責逃避のたぐいに帰結する事項である。
そのうえ、数日後には,自分たちがスルーしたり、あるいは当人を擁護する発言をしておきながら、その経緯には何も触れず(自らの不手際には言及せず)に、当人を切って捨てるような発言に翻る。
ここに、彼らを頼ろうとか、信じようなんて気持ちは生まれない。大事は、相互の信頼関係に尽きる。
所詮 政策100点満点など 要請しない。目的を共有し合い、頑張る姿で信頼感をもつ。
人間社会、いや生きとし生きるものの世界の「信頼関係」の基本的な要素をないがしろにしてしまっている事実を見せつけられたわけだ。
こうした現象が、東京五輪が決まってから、見える形で繰り返されてきた。

Shiroは、リーダーたちの「無能ぶり」は見たくもない。さすがだな、と思いたい「有能ぶり」「実効性ある実行力」を期待してきたし、期待している。

これを機に、ごたごたは、ご破算にして、新しい空気の日本に期待している。
選ぶ側も、ちゃんとした人間を上に据えることだ。





下手”の記憶メモ
■2012年11月15日 新国立競技場のデザインにザハ・ハデイ氏案 
  採用(高額)
■2013年9月8日 安倍首相、IOC総会で原発事故の影響を「アン 
  ダーコントロール」と説明
■2015年7月24日 エンブレム疑惑起こり、当選したエンブレム
  使用中止
■2018年11月自民党サマータイム導入断念
■2018年12月招致買収疑惑で、当時のJOC会長がフランスで聴取 
  受ける
■2020年3月24日 聖火が日本に着いてから、五輪開催を21年に
  延期
■その後 
   コロナ禍の迷走が続く
    何ごとも、アクションが後手
 森会長の退任、
 感染リスク0発言、安全安心対策を万全にして進める→陽性者
    続出、水際対策ユルユル、
    外国選手の行方不明者出る、
  新競技場内で 性的暴行事件発生、小山田氏騒動発生
復興五輪の旗はどこに行った?


なお、
組織委員会の事務総長は、財務官僚の「ノーパン・しゃぶしゃぶ」と報道された
享楽接待問題時の事務次官、大和証券のお偉いさんになって、というキャリアと報道されている。
かなり、実態社会とはかけ離れた環境と居所で長い時間を過ごされた方。何ごとも、理想の「計画」を追っかける世界に半世紀以上も浸かってきた方。実行することの難儀を認識しづらいぬるま湯環境におられた方、計画が実行されたか、どう実行にもってゆくか、実行しないと問題が起きる、それがどういうい痛みをもたらすか、を肌身で感じてきていない人と、容易に判断できる。





一連を見ているに、そうだし、この任は無理じゃないだろうか。
「いい歳して何やっているんだ!我ら国民事業につまらんことするな。あなたにお願いしたことなどない、さっさと出て行け」と言いたい。

~★以上★~

×

非ログインユーザーとして返信する