Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

端午祝日に『北京ダック』?

中華圏は、今日から「端午の節句」を祝う祝日になる。
中国は、25日から27日まで3日間は労働しない。Shiroも休戦状態になる。

数年前、この頃、北京に居て、天安門広場に近いレストランで、北京ダックをご馳走になった。


それまでに何度となく、中国のあちこちで「北京ダック」は食べた。
もちろん北京でも何度となく食べ、なおかつ、今紹介する店と張り合う有名店のお土産用「燻製ダック」も日本に持ち帰ったことがある。


そんなわけで、たかをくくっていた。
お店に入ると、とんでもない!
こんなところに来てよいのか、と思わせるほどの重厚なお城のような建物である。

出てきたダックがは、基本他の店と変わらない。
食べて、びっくり、本当に美味しい!
肉、焼き方、パリパリ感、そして 味噌たれの味は逸品。
全体に、申し分ない、質感と量感、そして、高級感と雰囲気の落ち着きが、味を豊かにする。


まさに、北京で食べる「北京ダック」だった。

端午の節句って何?
お国の安泰をお祈りする日、であったり、健康を祈願する日。
そのために、休みをとって、体を休めたり、お祭りをしたりする。
時期は旧暦の5月5日。


今から2300年ほど前のお話しが発端ということになっている。
当時中国の「楚の国」の王様の側近であった「屈原」という優れた
政治家が、国の末を案ずるあまり、その国を流れる「へき川」に身投げして
亡くなってしまう。その命日は、5月5日。
すると、信望者が大勢集まって、魚に食べられないよう小舟を出して、太鼓をたたき、チマキを投げて、魚が屈原の体をたべないように騒いだ、と。これが、話として成長し(*)、この屈原を崇め守る行為がお祭りごとになって今に連綿と継承されている。楚の国は、今の、武漢を省都とする湖北省と、その南隣の湖南省。湖南省は、毛沢東の出身地、料理は辛い。

龍の形や、舳(へさき)を龍頭に飾るなどした舟が導入され、Dragon Festivalとも呼ばれつようになり、今や地区対向ボート競走などが行われる。


夏を迎える手前のこの時期、中毒になったり、体調を崩す時期でもある。
生活の知恵として、一年の前半の疲れを癒し、体調を整えて、後半を乗り切るための「悪抜き」「元気づけ」「充電」のための息抜きやすみになって、2300年も、続いている。


コロナに負けない」『健康のための休みたれ』。

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