Shiroの見た外の世界

気まぐれに撮り溜めた写真を備忘録として整理しています。 その中から海外で撮った食と風物の絵風景を披露させて頂きます。 とは言え中国に偏ってしまいました。 よろしかったら立ち寄ってみて下さい。

拝著『ローマの日本人学校』のあらすじ

◆仕事でイタリアのローマに赴任した主人公〝山辺俊介“36歳は、異国に着任すると「日本人学校を創れ」と言われます。初耳です。しかも、仕事の合間にです。
◆そのうえ、ローマには過去になんどもトライして実らなかった「無理」と言われ因縁の経緯があります。
  ローマはミラノとは違う……どう違うか、次回
お話しします。
■山辺俊介は、家族の課題、事務所の課題をかかえつ
つ、個人を守るか、社会を優先するかの対立軸の中で 深い葛藤に陥り、すごく悩みます。




⇒やがて思案の結果、学校づくりに挑みます。しか し、チャレンジの道は険しい。どきどきハラハラ、この挑戦企画は一体成功するだろうか、紆余曲折のドラマが続きます。
   ( “初めて読みはじめたとき、学校は結局できない んじゃないかと思った!~編集社担当の女史)
しかし、チャレンジを推し進めて行くと社会の協力が 後押しする流れが形成され、一度目の認可申請では失敗するも、二度目の認可申請で日本政府の認める学校が誕生することになります。

さらに、バラバラの町(ここでは二つに割れていた町)、すなわち日本人社会も、一つになる、というもの です。


** 何ごとも、あらすじを読むと簡単に顚末がわかってしまう、しかし読んでおもしろいのはなぜでしょう?
場面場面の小話があり、登場する人間の人間模様があり、時代背景の中で、作品のテーマを軸に、その感情、色、香り、情緒などが絡み合いながらドラマが展開されていくところに、読み手の感情を刺激するハラハラ感があるからです。小説ならそこに表現のマジックが加わるからでしょう**

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